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お薦め本(4)

華の弓那須与一 那須 義定 (著) 叢文社 1998年
那須ではあまりにも有名な「那須与一」の物語です。
与一の生まれ育った那須家とはどんな家なのか?
与一が育った時代背景などがつづられています。
特に扇の的を射た与一の弓矢の腕は素晴らしいものだったのですが、その弓矢の才能はどんなふうに見いだされ、育てられていったのか・・・?
とにかく、おもしろい話が満載で、那須与一の人柄が忍ばれる一冊です。
なんだか那須家のファンになってしまったじょ。

椎葉物語―鶴富姫と那須大八郎 山崎 喜晴 (著)文芸社 2001年
那須家のファンになってしまったところで、与一の弟、大八郎の物語を読みました。
大八郎さんもまた、もうカオリラブラブ!って感じの好人物です。
椎葉で暮らす平家の落人である鶴富姫と、その平家の追討してきた源氏方の那須大八郎との間の悲恋の物語です。
大八郎は平家の残党を追討するように鎌倉幕府から命令されますが、その際、兄の与一は、
「刃向かってくる者には容赦なく戦え。しかし、刀を捨て、平穏に暮らしている落人を殺生してはいけない。戦いはもう終わったのだ。」
とアドバイス。
大八郎もまったく同じ気持ちであったので、他の源氏勢が追討していった地域とは違い、椎葉では源氏勢(那須家の武士たち)と平家の落人が平和に仲良く暮らしていきます。
そして大八郎と鶴富姫は恋に落ちるのですが、やがて鎌倉から呼び戻された大八郎とは離ればなれになってしまう、という悲恋の物語です。
一気に読んでしまいました。頭が鎌倉時代にタイムスリップしてゴザル。

模倣犯(上・下)宮部みゆき 小学館
うひゃー!!!やっと読み終わったじょ。
話題の本でしたが、いつものように文庫本になるのを待っていたのです。
しかし、まだまだかかりそうなので、ハードカバーを購入して読みました。
約1400ページ、2段組の本ですので、かなりの長編です。
物語は右腕のみが公園のごみ箱から発見されるところから始まります。
女性を狙う連続殺人事件。
被害者の立場から、残された遺族の立場から、そして、犯人の立場から、物語が進みます。
犯人は、常識では考えられない理由で殺人を行います。
お金がほしいとか、恨みがあるとか、そういうのではありません。
被害者の女性を女優と呼び、殺人現場である舞台に登場させ、それを演出するのが犯人の仕事。
「誰にも注目されない平凡な人生に、この演出によってスポットライトを当ててあげるんだからありがたく思え。」
というようなことを言い(勘違いすぎるじょ!)、次々と殺人を繰り返すわけです。
最近の日本では、理由があってないような殺人(殺してみたかったとか)が多いですが、そういう事件と重ねながら読むと、本当に恐ろしくなりました。
途中で怖くて怖くて、家の中で戸棚とかクローゼットとかに誰か潜んでないか、全部開けて確認してみたりしました。
夜中に一人で読むのはやめましょう・・・。びくびく。

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