を新築してみた
那須別荘新築した体験談
那須別荘新築(もくじ)
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12. イメージ&イメージ

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南欧風のリゾート別荘。それがカオリの思い描いているイメージですが、では具体的にはどんな感じなのかと言われても、カオリはプロの建築士ではありませんから表現は出来ません。そこで建築士さんとの打ち合わせは必然的に何冊もの洋書雑誌を見ながら「こんな感じがいいですね」「ああ、これもいいかも」「迷っちゃうぅ」という感じで進むことになります。この前の打ち合わせでは、いよいよ具体的な見積書を出してもらうために、窓枠サッシの形状を決める打ち合わせに行きました。大きく費用にかかわってくる部分だということでした。

もしかしたら建築士さんの頭の中では、最初の打ち合わせ時から“カオリは要注意客”と認識されたのかも知れません。すべての決定事項において、カオリの了解なしには物事を進めないゾという決意がひしひしと伝わってきます。だから窓枠一つ一つについても慎重な論議が交わされます。

洋書雑誌を一頁ずつめくりながらイメージ&イメージ&イメージ・・・。カオリの頭の中でしっかりとしたイメージが思い描けるまで根気強く説明を繰り返してくれます。「ここはこんな風でいいかと思うんですけどね。どうせだったら窓枠の回りにもアーチを作りましょうか」「窓の内側に扉があるのもお洒落ですよ。ほら、こんな感じ」「部屋の区切り扉は特注でガラスを組み合わせて作りましょうよ」「お風呂から坪庭が見えるといい感じだから作りましょうか」「トイレの端に間接照明的に天窓からの光が入るようにしましょう」「リビングの窓はオープンカフェのように全開に出来るように折りたたみ式の窓にしましょう」等々。イメージが徐々に具体的になっていきます。

何だか打ち合わせをしていると夢が膨らんでいきますよね。わくわくする反面、費用は大丈夫なのかしら?と不安になります。イメージするのは簡単ですが、さて実際にやるとなると実はこれだけ予算がオーバーですということになるとカオリもしょんぼりです。イメージが膨らんで期待した分、実は全然実現不可能だった場合に受けるショックは相当大きいですよね。色々なホームページでの体験を見ても、そういう人々がたくさんいます。最初にかけていた期待はどこへやら、最終的には予算内に収めるためにどんどん削られていく夢。そのときに備えてあまり過剰な期待は寄せないことにしよう・・・そんな風にちょっと弱気になるカオリ。

まだやっと窓のサッシの形状がイメージ出来ただけですから、これから決めなければならないことは無数にあります。フローリングの床の色やダイニングのタイルの色、外壁の色、内壁の色、キッチンのタイルの色、浴室のタイルの色、云々。すべてを投げ出さずに真剣に取り組むことができるかどうかが最終の仕上がりに直接影響してきます。だからこれからまだまだ打ち合わせは続くのです。イメージ&イメージ&イメージ・・・。こんな調子なので、別荘が出来るのは来年の春頃(半年以上も先)ではないかと思っています。

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こんな感じのアーチが家の中に数箇所は作られる予定です。幅のあるアーチが本格的な南欧風の雰囲気を演出。各部屋がただ続きという訳ではなくて、空間の繋がりと広がりを維持しつつ、独立性も兼ね備えた、そんな空間作りを目指します。

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庭のイメージ。ほとんど自然の状態から手を加えていないのではないかと感じさせるほど計算されつくしたガーデンと自然の中にあって違和感のないアプローチになるはずです。この写真は「ステンドグラス美術館」のお庭です。

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この前、英国人陶芸家のジェイゴさんに会いにいきました。「ポターズレイン」というギャラリーもあり、とてもいい雰囲気でした。そのギャラリーのコンクリのたたきにあったオリジナルタイルを組み合わせて造った作品がこの写真です。面白かったのでカオリの別荘にも造ってくれるかどうか聞いたら「OK〜」とのこと。作品の絵柄イメージを膨らませておいて欲しいとのことでした。三越で個展を開くような芸術家にオリジナル作品の制作をお願いするなんて贅沢ですが、わくわくしています。

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